歌が音痴なのはなぜなのか悩んでいる方は多いですよね。なぜ音が合わないのか?と疑問に思う方も多いと思います。
僕もそうでした。「出している声の音が低い」「もっと上を意識して」と知人に言われた経験があります。
合っているのか不安だし、よく分からなかったんです。悔しくてボイストレーニングに通いました。そこで、音を正確に合わせる練習方法を学びました。
この記事ではそんな経験を踏まえ、なぜ歌が音痴なのか、治し方について書いていこうと思います!
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なぜ音痴なのか
歌の音痴とは「音程が正しく取れない」ことを言います。音痴は「音程が外れているのが分かる」パターンと「音程が外れているのが分からない」パターンがあります。
「音程が外れているのが分かる」のは音感があるパターンです。これを「後天的」(こうてんてき)といいます。
後天的は、実際に出した声の音や曲の音がずれていたり、他の人と違うのが理解出来ます。
「音程が外れているのが分からない」のは、」音感自体が感じられないパターンです。これを「先天的」(せんてんてき)といいます。
先天的は、音の違いが理解できなかったり、他の人の歌と自分の歌が同じに聴こえます。このパターンは脳が正しい音程を理解出来ないため、音程がずれていること自体に気づくことが難しいんです。
音痴になる最大の原因は、幼少期に音楽に触れてこなかったことです。脳は3歳くらいから感覚を成長させていきます。
音感や運動能力など、脳の発達とともに成長していくものです。そして、脳の成長は10歳くらいまでで止まってしまい、その後は経験で育っていくようになっています。
なので、後天的と先天的、どちらもこれからの訓練次第で音痴を改善出来ると言えます。
僕の知り合いには、病気で右手に親指しかない人がいます。ですが、ギターを軽々弾きます。その方は「たくさん練習した」と言っていました。
人間の適応能力はすごいもので、訓練次第で出来ないものが出来るようになるんです。これにより、音痴もしっかり訓練すれば改善させることが出来ます。
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音痴の種類
音痴はタイプ分けをすると2つの種類に分かれます。自分の音が合っていないのは分かるが、声を出しても外れてしまうのを「運動性音痴」と言います。
音痴だと言われているほとんどの人が、このタイプになります。運動性音痴は、音程が認識出来ているので、歌い方を覚えれば音痴を克服することが出来ます。
音程が外れている自覚がない、分からないのを「感受性音痴」と言います。音程のズレを聴き取る力が弱い場合が多いです。
聴き取る力が弱いと、音がズレていること自体に気づくことが出来ません。感受性音痴は、正確な音に慣れていないので、音を理解することで音痴を克服することが出来ます。
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音痴の治し方、上手くなる方法
音痴の治し方は4つあります。
・喉で声を出さず響かせて出す
・音を身体に染み込ませる
・声を響かせながら音を合わせる
・練習は毎日短い時間でやる
の4つです。
それぞれ解説していきます。
喉で声を出さず響かせて出す
音が外れてしまうのは、喉で声を出していることが原因です。喉で声を出すときは、主に話すときに使います。
話すためのものなので、歌を歌うものではないんです。そのため、音程を合わせようとしても、コントロールに限度があり、なかなか音程を合わすことが出来ません。
声を上手くコントロールするには、声を響かせることです。楽器を例にすると、どの楽器も鳴らすと「良い響きだ」と感じると思います。
歌も同じで、響きを大切にするんです。楽器を鳴らしても、あまり響かないものは、良い音だとは思えないですよね?
声も楽器と同じなので、響かせることが大切なんです。声を響かせるには、鼻腔共鳴を使います。
鼻腔を響かせることで声が頭の中で響き、音程が分かりやすくなるので、音痴を克服するのに最適です。
鼻腔を響かせて歌う練習方法は、「ハミング」使かって声を響かせることです。ハミングとは、口を閉じて鼻を通じて歌うことです。
間違えやすいのは、鼻腔共鳴と鼻声です。鼻声は、鼻に音は伝わってはいるものの、力が入っているため、共鳴しません。
そのため、音が広がらず、鼻の中にこもってしまいます。なので、鼻声にならないように意識して下さい。
それでは、ハミングのやり方について、説明していきます。
1.まずは、口を閉じる
2.喉に力を入れず、鼻から息を吸う
3.鼻を通して、「んー」と声を出す
4.鼻や口の奥に振動を感じる
これにより、ハミングが出来るようになります。
コツは、ハミングをしているときに、鼻の下辺りに手を当てて、鼻息の漏れを確認してみて下さい。この量が少ないほど、共鳴したハミングになります。
口の奥や鼻に振動を感じれば、正しいハミングが出来ているということになります。また、リラックスした状態で鼻を通すようにハミングすることも効果的です。
ハミングの感覚が分かるようになったら、「あ、い、う、え、お」の言葉で練習してください。これにより、歌を歌うときは鼻腔共鳴を使って歌えるようになります。
音を身体に染み込ませる
音痴を治すには、音を体に染み込ませることです。音を体に染み込ませるとは「ドレミファソラシド」を聴くことです。
これにはピアノやピアノアプリを使います。やり方は、音を順に「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」「ド」と鳴らしていきます。
このとき、頭で覚え、耳で聴くことを意識しながらやります。こうすることで、本来の音を頭や耳で理解することが出来ます。
人は意識していないと覚えることが出来ません。例えば、この記事をあなたが読んでいて、ここまで何回「音程」という言葉があったでしょうか?
おそらく、何回あったか分からないと思います。これを無意識と言います。
ですが、この記事を読む前に「音程という言葉の数を数えて下さい」と伝えていた場合、数を数えますよね?
こうなっていた場合、数を答えられると思います。これを意識すると言います。
音を体に染み込ませることも同じで、無意識に音を聴いていてもなかなか上達しないのはこれが理由です。なので、意識することが大切になります。
コツは、ヘッドホンやイヤホンを使って聴くとさらに意識を向けることが出来ます。感覚が掴めてきたら音をならして鳴らしたとき、その音がどの音か当てる練習をして下さい。
こうすることでさらに音痴を改善させることが出来ます。時間はかかってしまいますが、練習を続けていくことで音痴を改善させることが出来ます。
声を響かせながら音を合わせる
ここまで、声の出し方、音の合わせ方を説明してきました。ここからは、実際に声を出して音を合わせていく練習をします。
1.ピアノやピアノアプリを使って音を鳴らす
2.鳴らした音に合わせて、ハミングで鼻腔共鳴させながら声を出す。
3.鳴った音と声の音が同じなら成功
これにより、鳴った音に声を合わせることが出来るようになります。
この練習は、ピアノを持っている人や無料のピアノアプリなどもあるので、お金をかけずに練習出来る方法です。ですが、正確な判断をするのは自分なので、本当に合っているか不安になる方もいると思います。
その場合はお金はかかりますが、ボーカルチューナーを購入して下さい。2000円~3000円くらいで購入出来ると思います。これを使うと、自分が出している声の音がどの音なのか示してくれます。
針が真ん中なら正しい音程を表しています。
針が右にいってしまう場合は、音が低いことを表しています。
針が左にいってしまう場合は、音が高いことを表しています。
音の表記は、
ド=C
レ=D
ミ=E
ファ=F
ソ=G
ラ=A
シ=B
ド=C
このようになります。
チューナーを使って練習しても、飽きてしまうという方もいると思います。音を正確に合わせていくには、時間がかかってしまいます。継続して練習出来ればいいですが、飽きてしまうとやる気がでず、諦めてしまう人も多いと思います。
値段は高くなってしまいますが、おすすめのチューナーを紹介します。
Roland(ローランド)
vocal trainer(ボーカルトレーナー)VT-12
これは、自分の出した声がどの音か分かるようになっています。それだけでなく、メトロノームの機能も付いています。
ボイスレコーダー機能もついていて、歌っている声を録音・再生することも出来ます。そして、歌いながらできる音感トレーニングも内蔵されています。
高かったですが僕も使っています。これにより、鳴った音に声を合わせることが出来るようになります。
練習は毎日短い時間でやる
音痴を改善するには、練習は毎日短い時間でやった方が効果がでます。
なぜなら、自分の身体が慣れていき馴染んでいくからです。身体が慣れてくると、練習の成果が出やすくなります。
練習を一週間に一回だけでなど頻度を少なくすると、練習したことが定着せずなかなか上達しません。
頭では理解したつもりでも身体がついていけず、練習の成果が出にくくなってしまいます。
また、人間が集中できる時間は15分から30分程度です。仮に長い時間練習出来ても、身体がついていけなくなってしまいます。
例えば、2時間休まずに腕立て伏せをすると腕を壊してしまいますよね?
このように身体がついていけないんです。また、長い時間練習すると続けることが苦痛になってしまいます。
結果、練習することをやめてしまうことにも繋がります。こうならないためにも、練習は毎日短い時間でやった方が効果が出ます。
練習時間は30分程度が良いです。人間の集中力は感情によっても変わります。
楽しく練習出来るなら時間を増やしたり、気分が乗らない場合は時間を減らしたりすることも効果的です。
練習時間を増やす場合は、1時間程度で終わりにするといいです。これにより、継続して練習することが出来るようになります。
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まとめ
いかがでしょうか?
まとめると、
・音痴にはパターンがあり、種類がある
・音痴は訓練で治る
応援してます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
モンキーにべ
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