喉声を改善したいと悩んでいる方は多いですよね。
喉声の改善の仕方を知りたいと考える方も多いと思います。
この記事では、喉声を改善する4つの方法について書いていこうと思います!
なぜ喉声になってしまうのか
喉声になってしまう理由は、喉仏が上に上がりすぎて声の通り道が狭くなってしまうことが原因です。喉仏が上がりすぎると声が詰まったような感覚になります。
ここから更に声を出そうとすると喉の筋肉を過度に使うことになり、結果、歌が高い音になるにつれて苦しくなったり、長時間歌えなくなったりします。
したがって、歌を歌うときは喉声を使わない方が上手く歌えます。
喉声を改善する手順
喉声を改善する手順を4つにまとめてみました。
・声を響かせる重要性を知る
・共鳴腔(きょうめいくう)を使って発声する
・喉の奥を開く
・発声に力を入れすぎない
の4つです。
それぞれ説明します。
声を響かせる重要性を知る
喉声を使わずに歌う方法は、声を響かせることです。なぜなら、声を響かせることで喉の筋肉を最小限に使うことができるからです。
楽器を例えにすると、どの楽器も鳴らすと「良い響きだ」と感じると思います。歌も同じで、響きを大切にするんです。
楽器を鳴らしても、あまり響かないものは、良い音だとは思えないですよね?
声も楽器と同じなので響かせることが大切なんです。また、声が響くことで声量が上がり疲れにくくなり、長時間歌うこともできます。
高音も出しやすくなるので、声を響かせることは歌を歌うときに必要になります。
共鳴腔(きょいめいくう)を使って発声する
身体には、共鳴腔というものがあります。共鳴腔とは、お風呂で歌を歌うと響いて聴こえますよね?
この空間が身体にあるようなイメージです。
共鳴腔には、
・胸を軸にする咽頭共鳴(いんとうきょうめい)
・喉の奥を響かせる口腔共鳴(こうくうきょうめい)
・鼻の空洞を響かせる鼻腔共鳴(びくうきょうめい)
があります。
声が響くようになると、広がりのある綺麗な声になります。なので、歌を歌うときは喉を使うのではなく、共鳴腔を使って歌うクセをつけることが大切です。
響かせて歌う練習方法は「ハミング」を使って声を響かせることです。ハミングとは、口を閉じて鼻を通じて歌うことです。
それでは、ハミングのやり方について説明していきます。
1,まずは、口を閉じる
2,喉に力を入れず、鼻から息を吸う
3,鼻を通じて「んー」と声を出す
4,鼻や口の奥に振動を感じる
これにより、ハミングが出来るようになります。
コツは、ハミングをしているときに、鼻の下辺りに手を当てて、鼻息の漏れを確認してみてください。量が少ないほど、共鳴したハミングになります。
口の奥や鼻辺りに振動を感じれば、正しいハミングが出来ているということになります。
鼻腔でハミングをする感覚が掴めたら、口腔、咽頭腔でも声を響かせます。
口腔共鳴の練習方法は、
1,下を軽く下げて、口の中に空間を作る
2,「ほー」と声をだす
3,喉の奥が響いていれば成功
これにより、口腔共鳴が出来るようになります。
コツは、声を出すとき、喉の奥に息を当てると響くようになります。のどちんこのまわりがビリビリしていたら成功です。この感覚が掴めたら、声を上あごに当ててください。
上あごの前(上前歯あたり)の方に声を当てると「鋭い声の響き」になります。ここから上あごをなぞって後ろに声を当てると「膨らみのある丸い声の響き」になります。上あごの場所によって声の響きが変わるということです。
また、息を当てる量を増やすことで、声量を変えることも出来ます。響きがいまいち分からない方は、息を当てる量を増やす方法で試してみてください。
咽頭共鳴の練習方法は、
1,舌を下げて口の中に空間を作る
2,低い声で「ほー」と声を出す
3,喉仏の周辺が響いていれば成功
これにより、咽頭共鳴が出来るようになります。
コツは、喉仏の周辺を意識し、下に声を出すことです。こうすることにより、咽頭腔が響きやすくなります。
このように、共鳴腔を知ることで声を響かせる感覚が分かるようになります。
喉の奥を開く
共鳴腔を理解できたら喉の奥を開きます。喉を開くとは「口の奥」をしっかりと開けて歌うことです。
喉を開くと言われると、口先を大きく開ける人がいますがそれは違います。口先を大きく開けても、喉仏や舌が邪魔になって喉の奥のスペースを塞いでしまいます。
なので、喉を開くとは口の奥をしっかり開けることになります。喉の奥のスペースを確保するためには、下の根っこの部分(舌根)を下げる必要があります。
力で無理やり舌根を下げれば良いわけではなく、力を入れることなく自然に下げます。舌根を力を入れず自然に下げるには、あくびをしたときが分かりやすいです。
あくびをすると舌が下がり、喉の奥が一気に広がる感じがしますよね?
この感覚が「喉が開いた」状態になります。
これにより、喉をしっかり開くことが出来るようになります。
発声に力を入れすぎない
喉を開けたら、最後に発声に力を入れすぎないことを意識してください。
力を入れすぎないとは、声を張り上げて出しすぎないということです。特に地声で高音を出す時は注意が必要です。
なぜなら、響かせる方法を使わずに喉声で発声していた場合は、高音は大声で張り上げて出すという認識になっているからです。
共鳴腔と喉の開きを上手く使えていれば、大声で発声する必要はありません。地声で高音を発声する時は、小さく張り上げるようなイメージを持ってください。
これにより、喉声を改善することが出来るようになります。
まとめ
いかがでしょうか?
まとめると
・喉声は歌では使わない
・声を響かせることを知る
応援しています!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
モンキーにべ