ミックスボイスの息の量はどれくらいがいいのか悩んでいる方は多いですよね。
そこで今回は、ミックスボイスに必要な息の量についてまとめてみました。
この記事では、ミックスボイスの適切な息の量、息の量をコントロールする2つの方法について書いていこうと思います!
ミックスボイスの適切な息の量
ミックスボイスの適切な息の量は、少なければ少ないほど良いです。
なぜなら、息の量が多くなってしまうと地声の声質が抜けてしまい、裏声になりやすいからです。
ミックスボイスは、地声と裏声の中間的な声のことなので裏声ではありません。
よって、地声と裏声をを合わせるには、息の量は少なければ少ないほど良いと言うことになります。
地声をベースにしたものではなく裏声をベースにしたものでは、息を少しだけ吐いて発声するミックスボイスもあります。
ミックスボイスで息の量をコントロールする方法
ミックスボイスで息の量をコントロールする方法は2つあります。
・息を前に出さない
・腹式発声をする
の2つです。
それぞれ説明します。
息を前に出さない
ミックスボイスで息の量をコントロールするには、息を前に出さないことです。
なぜなら、息を前に出す意識をしていると、必要以上に息を吐きすぎてしまうからです。
厳密には発声時、息は前に出てしまいますが、前に出さない意識を持つことで一定の息で歌うことができます。
前に出さないとは、声帯を開いた状態で息を止める感覚のことです。言葉を発声するのに必要な息の量だけが出るイメージです。
これにより、息の量を一定にすることができます。
腹式発声をする
ミックスボイスで息の量をコントロールするには腹式発声をします。
腹式発声とは、腹式呼吸を使った発声法です。腹式呼吸とは、主に肺の下部を使って呼吸する方法です。
腹式呼吸をすると、肺の下(みぞおちの上辺り)にある横隔膜(おうかくまく)が下がります。横隔膜は肺と胃の間にあります。
息を吸うと横隔膜が下がり、肺の下方に空気が入ってお腹が膨らみます。このとき、肩や胸に力が入ってしまうと正しく腹式呼吸ができていません。
肩や胸に力が入ってしまうことを胸式呼吸(きょうしきこきゅう)と言います。胸式呼吸とは、主に肺の上部を使って呼吸することです。普段の生活では胸式呼吸を使っている人がほとんどです。
腹式呼吸が深く呼吸できることに対し、胸式呼吸は浅い呼吸になってしまいます。このような理由から、歌では腹式呼吸が必要となります。
腹式発声ができるようになると、声に強弱を付けたり声を伸ばしたり縮めたりなど、歌を歌うのが楽になります。
まずは、腹式呼吸のやり方について説明します。
1.おへそ辺りに手を置く
2.鼻でゆっくり空気を吸い込みながら、おへそのあたりが膨らんでいるか確認する
3.時間をかけてゆっくり息を吐く
4.2.3を繰り返す
これにより、腹式呼吸ができるようになります。
コツは、仰向けに寝たまま息を吸うと自然に腹式呼吸になります。なので、感覚がわからない場合は寝たまま練習するといいです。
続いて腹式発声のやり方について説明します。
腹式発声は息を吸ってお腹が張ったら、そのまま息を吐く要領で「あー」と長く声を出します。
このとき、息を吐いているときはお腹ができるだけへこまないように頑張って張り返します。それには横隔膜を使います。
横隔膜が使えているときはおへその下(指2〜3本分下)、いわゆる「丹田(たんでん)」と呼ばれる場所が固くなり、手で押すと張り返してきます。
この場所が固くなっていればしっかりとお腹から声が出せている証拠です。息を吸う量は、苦しくなるまで吸うのではなく、7割から8割くらいを目安にすると維持しやすくなります。
これにより、腹式発声ができるようになり、息の量をコントロールすることができます。
まとめ
いかがでしょうか?
まとめると
・ミックスボイスの息の量は少なければ少ないほど良い
・ミックスボイスの息の量をコントロールすふ方法を知る
最後まで読んでいただきありがとうございました!
モンキーにべ